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ベストなダイアフラム選定と高性能材質の紹介

 

現在お使いのゴム製ダイアフラムより長寿命なエラストマー製ダイアフラム (耐久性:社内比較1.5倍) をご紹介いたします。
なお、適用ポンプサイズは DP-10・NDP-15/20/25/32/40/50/80となります。


H:ポリエステル系熱可塑性 エラストマー(TPEE)    
S:ポリオレフィン系熱可塑性 エラストマー(TPO)

特長 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

エラストマー製ダイアフラムの長所
 ・射出成形加工により適切な材料を高精度かつ理想的な形状に成型できる。
 ・耐屈曲疲労性および、亀裂伝播抵抗に優れている。
 ・ゴムダイアフラムとは違い、一枚構造で疲労による層剥離しない。
 ・耐薬品性、耐磨耗性のある高性能材料を採用することが出来る。

エラストマーの短所
 ・外圧による形状変化に弱く、押し込みレイアウトにはゴム製ダイアフラムより劣る場合がある。
 ・空運転による高速稼働での耐久性はゴム製ダイアフラムより劣る場合がある。

ゴム製の短所
 強化布を二枚のゴムシートで加硫接着するため層状加工における制約ある。
  →理想的なダイアフラムの形状を得られないことがある。
  →層剥離しやすい。
  →耐摩耗性/耐薬品性が低い。
  →成型時に強化布とゴムシートの接着加工にバラツキができる。
  →強化布に伸びがないので柔軟性が低い。

シリーズ適合表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ダイアフラム材質 特徴

N: ニトリルゴム(NBR)

(NDPシリーズ:BAN/BSN/BPN)

温度範囲:0~70℃
オイル、燃料、その他の薬品に耐久のある、耐油性合成ゴム

ダイアフラム材質 特徴

H:ポリエステル系熱可塑性
エラストマー(TPEE)

(NDPシリーズ: BAH/BSH/BPH)

温度範囲:0~100℃
ゴムの柔軟性とプラスチックの強度を併せ持ち、加工性も備えた、熱可塑性ポリエステルエラストマー
ダイアフラム材質 特徴

C:クロロプレンゴム(CR)

(NDPシリーズ: BAC/BSC/BPC)

温度範囲:0~70℃
耐油性と耐溶剤性に優れ、熱や天候の影響を受けにくい、耐久性のある合成ゴム
ダイアフラム材質 特徴

E:エチレンプロピレンゴム(EPDM)

(NDPシリーズ: BAE/BSE/BPE)

温度範囲:0~80℃
耐熱性、耐オゾン性、耐候性に優れ、極性物質や蒸気に耐性のある合成ゴムの一種

※EPDM → TPOの場合は、耐食を確認いたしますのでご相談ください。

ダイアフラム材質 特徴

S:ポリオレフィン系熱可塑性
エラストマー(TPO)

(NDPシリーズ: BAS/BSS/BPS)

温度範囲:0~100℃
耐熱性、耐オゾン性、耐候性に優れた、柔軟で耐久性のある熱可塑性エラトマー